今年も、御蔵島小中学校の運動会が実施されました。

晴天の御蔵島小中学校の校庭にて、運動会が行われました。
御蔵島小中学校は同じ校舎内に小学校と中学校があり、ほとんどの行事を小中合同で行っています。
現在は小学生23人、中学生11人の、計34人が在籍しています。
運動会では小学1年生から中学3年生までが合同で縦割りチームを組み、紅白で競います。
全員で行う大縄跳びなどの競技では、どこに並んだら良いのかわからなくなってしまった低学年の子を中学生がさりげなく並ばせてあげるような光景も見られます。
いまの中学生たちも、かつて低学年だった時には当時の中学生たちにフォローしてもらっていました。
自然に中学生がリーダーシップを発揮し、小中学校をまとめていくという伝統的なやりとりが見られるのも、島の学校の良いところです。

製作期間は1ヵ月ほど。看板の文字を書くのがとても大変だったそうです。

小学1・2年、小学3・4年、小学5・6年、そして中学生の4つに分かれて、ダンスや組体操などを盛り込んだ演技が行われます。
特に今年の中学生の表現は、中3と中1男子の息の合った漫才から始まり、中学生11人の仲の良さが存分に発揮されたものでした。
島ならではの『島の子どもはみんなの子ども』という気持ちで見守る運動会。
保護者や村民のたくさんの応援の声が響く、穏やかであたたかな一日となりました。
(※この記事は2025年6月1日に開催された運動会の記事です。)