なんでもあり?!2026年、日の出マラソン開催

令和8年元旦も、毎年恒例、日の出マラソンが行われました。
御蔵島の集落は北向きなので、初日の出は島の東側に行かないと見られません。
40年ほど前から、御蔵島では「日の出マラソン」と称して、元旦の早朝から走って日の出を見に行くイベントが続いています。
ちなみにこのイベント、一斉に走り出すようなマラソンではなく、日の出までに6.5キロ先の日の出ポイントに到着できるように逆算し、それぞれが各自勝手にスタートします。
走ってもよし、歩いてもよし、車で行ってもよし、なんでもありです。

小中学生は「朝5時ごろに村役場前集合ね!」と、年末のうちから約束し、まだ真っ暗なうちに集まります。そして、懐中電灯を持って、わいわいとおしゃべりをしながら1時間30分ほどかけて歩いていきます。
都道沿いに電灯があるのは発電所まで。発電所よりも上の都道には、電灯がなく、真っ暗ですが、帰省してきた高校生や大学生にまとわりつきながら歩く小学生たちの姿はとても微笑ましいものです。きっと、小学生たちにとっては頼れるお兄さんお姉さんなのでしょうね。

一方、帰省してきた高校生・大学生や、村の大人のなかにはガチで走るひとたちも。東側に続く都道はきつい登り坂が続き、走っていくのはとても大変ですが、みんな元旦からストイックに頑張ります。
日の出ポイントでは、まだ暗いうちから有志の方達がお雑煮の準備をしています。
ドラム缶に火を焚き、お雑煮を温めたり、ストーブとして利用します。


このお雑煮は、前日の12/31に、島に残っている中学生が中心となって、子どもたちが野菜を切って作ります。
走った人、歩いた人、車で来た人、ゴールにたどり着いた人たちみんなに、お雑煮と飲み物が振る舞われます。
ちなみに....
日の出の時間までにゴール地点に辿り着けなさそうな人は随時、あとから走ってくる役場の車に拾われていくシステムです(乗車拒否も可)。

お雑煮を食べたあと、
今年はマシュマロを用意してくれた方がいて、子供たちは焚き火でマシュマロを焼いて楽しんでいました(焚き火の火が凄すぎて、マシュマロは炭になっていました)。

暖かいお雑煮を食べながら、みんなでわいわいと元旦の初日の出を眺める。そんな素敵な風習が、御蔵島にはあります。

御蔵島ならではの元旦イベントである、日の出マラソン。
一体どういう経緯で始まったのか、島の方(T.K.さん)にインタビューしてみました。
Q1:日の出マラソンが始まった背景を教えてください。
A1:昭和47年に御蔵島に体育会が設立されました。それと同時に剣道やら柔道やら、色々なことを子どもたちにやらせるようになりました。剣道をやり始めたのが昭和57年です。
その時に、走ることもさせたいな、という話が出たことで、体育会(剣道部?)が主催となって、元旦のマラソンを始めました。
Q2:当時の日の出マラソンについて教えてください。
A2:始めは、長坂(今のゴールよりもかなり手前)がゴールでした。でもその後、割とすぐに、今の場所がゴールになりました。
そして、お母さん方にお願いして雑煮を作ってもらい、ゴール地点で振る舞うようになったのもこの頃です。
その当時はみんな一斉に6時スタートしていて、日の出は7時だったので、今の場所がゴールになってからは、ゴールに着く前に日の出になっちゃって、車で拾われる子の方が多かったですね。









































































