日本中に、御蔵島の
応援団をつくりたい。
前村長

村長を務めた頃から、島の外に仲間を増やす活動を続けてきました。有名な歌手の先生に島の唄を作ってもらったり、巨樹画家の先生に絵を描いてもらったり、将棋の駒の原料である黄楊(ツゲ)の産地であること活かして、日本将棋連盟の棋士の方々との交流を生み出したり。

御蔵島は離島だからね。いつ地震や台風といった自然災害が起こるかわからないし、応援団は多い方がいい。私が子どもの頃は、山中の南郷にも集落があって、向こうではカボチャもミカンも採れた。今は農業する人も減ってきてるね。それでも、山も海もあって自然が豊富な御蔵島には無限の可能性がある。島の中にも外にもファンを増やしていけたら、島の未来は明るいんじゃないかな。

前・御蔵島村長。御蔵島唄を作った弦哲也先生、巨樹画家の平岡忠夫先生、将棋の大山康晴先生、国や東京都の行政関係者など、外部の支援者を増やして御蔵島村の成長・発展に貢献した功労者。海を愛する人。