300人の
ここにいる意味」

この島が続くように。
ただ、それだけ。

船舶管理

御蔵島で観光業が盛んになったきっかけは、島外から来たイルカ調査団の人たち。「こんなにすごい島はない。絶対に大切にするべきだ」と言ってくれた。こんな風に、島外の人の知恵をもらって島に活かすことが大事なんだけど、島のみんなは人見知りなんです。だから、島内の人と島外の人の間をとりもって、これからの御蔵島を育てていくのが俺の役割だと思ってる。

100人いたら100人の話を聞いて、良いとこは取り入れたい。人の輪が広がって、御蔵島がもっと活気づいたらいいな。そうそう、今年の例大祭は良かったな。高校生や大学生の若い世代の子らが目立ってた。島外から来た人も混じって、活気があって最高だったね。

出身は御蔵島。高校卒業後、船舶関連や貿易を学ぶ横浜の専門学校に進学。居酒屋のアルバイトも経験し、社員に誘われたが御蔵島に戻る。御蔵島ために行動する理由は「なんででしょうね。わからないんです」と笑う。