島でたった一人の校長先生として、
御蔵島の文化を守りたい。
校長先生

誰かが亡くなったら、血が繋がっていなくてもみんなで見送る。祭の日は、大人も子どもも一日中声を張り上げ、全身全霊で神輿を担ぐ。島内の人だけではなく、島外の人も一緒になって神輿を担げるのが、みくら流。栃木出身の私から見ると、御蔵島には人と人とのつながりを感じられる文化があふれています。

時代が変わろうと、良いものは残し続けていきたい。小中学校が併設する島唯一の学校で、対話を意識した教育をしています。授業においても、島の歴史や文化を学び伝えるカリキュラムをつくりました。御蔵島に生まれ育ったことを、子どもたちが誇りに思ってくれたら嬉しいです。

出身は栃木県。新卒で御蔵島に赴任し、小学校教諭として勤務。赴任中に御蔵島出身の旦那様と結婚。飾らず暮らせる島の空気が性に合い、島に来て20年経った今も校長として勤務する。